先日、三鷹の森 ジブリ美術館へ行ってきた。
知っての通り、私は大のジブリファン、
通称ジブリールである。
この日をとても楽しみにしていた。
三鷹の森に入ると親切にも看板がある。
この300メートルが最初の鬼門だ。
美術館まではこのような遊歩道が続いている。
だが、この柵の外は腐海になっており、
油断した観光客が原生生物の餌食になっている。
祟り神もよく出る。
注意が必要だ。
あとそこらへんにコダマがうろうろいる。
歩いているとついてくるが、
害はないので気にしなくてもいい。
なんとか森を切り抜け、美術館敷地に到着。
まずは切符売場へ行こう。
うーん、ちょっと変わった雰囲気の店員さんだ。
私は勇気を出して注文してみた。
だが、なんら意志疎通ができない。
どうもこの店員、絶望的にコミュ力が低い。
とうとう人手不足の影響が、こんな所にまで来たか。
私はその後も諦めずに店員に話しかけた。
しかし結局、
「グゥオオオ!」
などと叫んでどこかへ飛んで行ってしまった。
もっとちゃんとした人を雇ってほしい。
園内の建物はユニークで良かった。
カントリーロードを口ずさみながら、
コンクリートロードを歩いた。
そんなこんなで美術館の入り口に到着。
さぁ、入場だ!
私は、ペジテに侵攻するトルメキア兵のごとく
入り口に殺到した。
だが、あっけなく係の人に阻まれた。
どうもあらかじめ予約していないと
入れないシステムのようだ。
私はおめおめと退散した。
だが、どうしても私は諦めきれなかった。
そうだ、カオナシのように、
物欲しげに中を覗いていたら、
千と千尋みたいに中に入れてくれるかもしれない。
私は
「ア、ア・・・」
などとうめきながら、あたりをうろうろした。
しかし、誰も入れてくれなかった。
残念ながらここに千はいないようだ。
私は仕方なく帰途についた。
だが、偶然こんなものが目についた。
おや、あの晒し首のようなもの。
あれはまさか・・・
天空の城ラピュタのロボット兵だ!
ジブリ三大ヒロインと呼ばれる
巨神兵、ロボット兵、王蟲の内の1体である。
噂に違わぬナイスバデーだ。
私は満足してメーヴェに乗り、
風の谷へと帰っていった。