シャベルとスコップ。
見たところほぼ同じだ。
用途も地面を掘るという点で全く変わらない。
なのに、呼び方がこれほど違う。
一体両者にはどんな違いがあるのだろうか。
その成り立ちから考察を深めたい。
まずシャベルだ。
これは元々は喋るから来ている。
時は鎌倉時代以前。
刈敷や草木灰といった先進肥料が開発される前、
農業は想像を絶するほど大変だった。
とりわけ、固い地面を耕す時は、
並々ならぬ力が必要だった。
そうした過酷な労働をなす時に1人では辛い。
なので、できるだけ複数の仲間と共に喋り、
気を紛らわせながら田畑を耕したのだろう。
そこから喋ると耕す道具が同化し、
シャベルという名になったのだと推察する。
次にスコップの考察に移ろう。
スコップかぁ・・・。
語感的になんとなくかな。
以上が私の答えだ。