前回のつづき
天機さん、コメントありがとう。
「焼かれるような、むしばまれるような
痛みだが、どうにか耐えられる。
燃えたマッチ棒が落ちてきて
やけどした腕に、まず苛性ソーダをかけ、
次に硫酸をかけたような痛み」
実はあの展覧会に行った
他の友人からも
「あのキャプションお前が書いただろ?」
と言われた。
残念ながら私ではない。
が、路頭に迷ったら毒物ソムリエとして
ああいう文章を生産していこうと思う。
さて、それでは毒展のつづきを書こう。
前回書いたものの他にも
様々な毒が展示されていた。
意外だったのは、毒を持つ哺乳類は
少ないということだ。
哺乳類で毒を持っているのは、
スローロリスやカモノハシ、
SNSで毒を吐きまくる人間ぐらいだ。
またプラスチックごみについても
解説されていた。
プラスチックごみは
海洋生物にとって毒であり、
そのゴミを捨てる人間は
地球にとっての毒なのだろう。
あと、毒を持つこんな魚も紹介されていた。
近所の公園でいつもこんな目で
見てくるおじさんがいるのだが、
彼もまた毒を持っているのかもしれない。
その他、身近にある毒について。
酒も毒
タバコも毒
キノコも毒
マグロも毒
パンも毒
小麦粉も毒
タイヤも毒
人も毒
あなたも毒
私も毒
この世の全ては毒に覆われている。
ナウシカの世界は近いのかもしれない。
もう滅ぼした方がいいのかもな。