前回のつづき
最近、夢で吉見百穴が
出てくるようになった。
一刻も早く旅行記を
終わりにしたい。
今日で最終回にしよう。
さて、敷地内にあるものは
大体見尽くし、
最後に休憩所に入った。
少し休んでいこう。
だが、入った瞬間から、
そこが普通の空間では
ないことに気づいた。
強烈なプレッシャー。
刺さるような視線。
周りを見渡してみると、
そこは異様な空間だった。
うわあああああ。
何なんだこれは。
四方八方を百穴の絵に
囲まれている。
穴という穴から見られている。
どうやら近所の
ちびっこたちを徴兵して描かせ、
魔力を高めているようだ。
ざっと見で百枚はあるだろう。
百穴が百個。
ということは吉見一万穴じゃないか!
だからどうというわけでもないが。
これらの絵に触発されて、
私も吉見百穴を描いてみたくなった。
よし、ちょっと描いてみよう。
5分後
ああ、うん・・・
・・・
というわけでAIに
描いてもらうことにした。
AIお絵かきアプリに
「吉見百穴」
と書き込み、出力。
そして、出来たのがこちら。
誰・・・?
やはりAIはまだまだ
人類には追いつけなさそうだ。
ちなみに本当の百穴はこちら。
ちなみにスタバのチョコレートチャンククッキーはこちら。
まだまだAIよりスタバの
チョコレートチャンククッキー
の方が性能が高いということがわかる。
人類がAIに滅ぼされるのは、
どうやらまだ先の話みたいだ。
あと、休憩室の中央には
異様な雰囲気の埴輪がいる。
これを一発殴ると、
ボス戦が始まるので、
装備を整えておいてほしい。
最後に吉見百穴ベスト3を発表する。
・3位 下から3段目の右から5番目の穴!
形が良く、奥行きを感じさせる。
・2位 下から1段目、左から4番目の穴!
つかみどころがなく、
ミステリアスな雰囲気が
あるのがポイント。
・1位 上から2段目の左から1番目の穴!
広々としていて、
温かく包み込んでくれるような
そんな抱擁感がある。
どうだろうか?
わからないか?
なら君も是非、
吉見百穴に行ってほしい。
そして、ここに君の
おすすめを書いてほしい。
探す時のポイントは、
もし自分が古代人だとしたら
死んだらどの穴で埋葬されたいか?
を思い浮かべることだ。
国語で筆者の気持ちを考えろと
良く言われたと思う。
なら、死んだ古代人の
気持ちだって考えられるはずだ。
吉見百穴へ行こう。
そして、君だけの
おすすめの墓穴を探そう。
完
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