・・・。
仕方がない、書くか。
その後、また歯医者に行ってきた。
行ってきてしまったのだ。
クリニックへ行くと、
まるで豚の屠殺台のような
診察室に案内された。
そして、歯医者は
拷問器具のような
道具を手にしながら、
快楽殺人者のような
笑みを浮かべている。
(当記事は筆者の負の経験に
基づく偏見が多分に含まれている)
今回はこの前みたいな
遊びでは済まない。
歯医者が手にしているのは、
ふわふわ回転棒ではない。
正真正銘のデススパイラルデストロイヤーだ。
多くのちびっこと大人を
恐怖のどん底に落とすあれである。
歯医者 「それでは、
今回からが大変ですが、
頑張っていきましょうね~」
私 「・・・コクッ」
歯医者 「もし痛かったら手挙げてくださいね~」
私 「・・・コクコクッ」
麻酔を歯茎にかけた後、
本格的な施術が始まった。
ギュィイーン!
私 「?!?!?!?!」
ギュインギュイーーーン!!
私 「ブンブン!(手を挙げる)」
歯医者 「はーい、我慢してくださいねー」
私 「・・・(プルプル)」
私は電気を流され
痙攣するカエルの足みたいな
状態になった。
オペは体感時間13時間という
長大なものとなった。
実質的には30分だったらしいが、
とてもじゃないが信じられない。
もう何も信じられない。
ともあれ、ようやく悪夢は終わった。
これで晴れて自由の身だ。
私はヘロヘロになりながら
外へ出て行こうとすると、
受付の女性にグッと肩をつかまれた。
「次の予約はいつにしますか?(ニッコリ)」
私 「・・・(プルプル)」
つづく