動物愛護活動をしている人に会った。
反フォアグラ運動や、
その他諸々をやっているそうだ。
※フォアグラはガチョウの肝臓で、
これを大きくするため、
ガチョウに無理やり餌を
流し込む飼育法がある。
あまりそういう話を聞く機会が
ないので、興味深く話を聞いた。
ただ、穏やかに話しただけだが、
私は強い罪悪感を感じた。
そんなことは全くないのだが、
まるで責められているように感じる。
こうした感情は、
先日、狩猟ゲームにハマって
シカを20頭狩ってきたことと、
無関係ではあるまい。
友人宅でゲラゲラ笑いながら、
狩猟採集生活を楽しんだ私には、
耳が痛い話ばかりだ。
彼女の目が、それを糾弾していた。
「話を神妙に聞いているようだが、
どうせ裏でシカを20頭程
射殺しているんだろう。
あまつさえイノシシやウサギなんかも、
追いかけたりしているんだろう。
私がガチョウの肝臓に心を痛めている間、
お前はシカの肝臓にバイタルショットを
叩きこんだりして楽しんでいるのだろう。
"the Hunter ~call of the wild~"
のプレイを今すぐやめろ」
そう言っているのが、
私の被害妄想気味の耳には
確かに聞こえた。
私は今日から心を
入れ替えるようにした。
これからはベジタリアンとして
生きていくことを誓った。
早速帰りにほうれん草を買い、
ごま和えなどを作ったりした。
しかし、それでは物足りず、
ファミチキを買いに行ってしまったし、
やっぱり週末は
"the Hunter ~call of the wild~"
で遊んでしまうと思う。