今日はシャリアピンステーキを作った。
シャリアピンステーキとは、
読んで字のごとし。
この料理を考えた人の
名前から来ている。
発明者はたしか舎利亜ピン太郎だったか。
ピンピン生きてた男にちなんだ名前だ。
彼にあやかり、元気がない時は、
これを食べて元気になる。
そういう料理だったと記憶している。
今日は調子が悪かったから、
帰ってすぐに調理した。
自分で言うのもなんだが、
結構うまく作れたと思う。
味にかなり深みがあり、
極めて美味である。
写真も撮ったので見て欲しい。
違うんだ。
これは貨物船の原油流出事故ではない。
れっきとしたシャリアピンステーキである。
いや、だから深刻な海洋汚染とは
何の関係もないんだって!
大切なのは見た目じゃない。
さぁ、目を閉じよう。
心で感じよう。
いちばん大切なことは
目には見えないんだ。
サンテグジュペリもそう言っている。
私は目をつむりながら
ステーキの味をかみしめた。
・・・うまい。
頬が落ちそうだ。
だが、目を開けると、
なぜか公害問題に考えがいってしまい、
皿を落としそうだった。