今日はこちらを手に入れた。
一見すると何の変哲もない
ただのカップ麺に見える。
だが、よく見て欲しい。
非売品。
そう、非売品なのである。
この世のどこにも売っていない。
このカップ麺を得るまでに
多くのエージェントが犠牲になった。
非売品である以上は、
本社から盗み出すほかない。
だが、本社はマルちゃん印の
世界最高レベルの
セキュリティーで守られている。
内部に入れば、
そば状に張り巡らされた
いくつもの捕縛用ワイヤー、
うどん状のごん太レーザーシステムが
侵入者を待ち受けている。
そして、最終ゲートでは、
真紅のきつねと、
濃緑のたぬきが襲いかかる。
生きて帰れる者は皆無である。
このカップ麺を手に入れるためには、
それぐらいの危険を
覚悟しなければならない。
もしくは、京都駅から歩いて
数分のエルシエントホテルに
宿泊すれば、夜に無料でもらえる。
私としては後者をおすすめする。