今日はとても良いことをした。
傘を喜捨したのだ。
雨で困っている人のため、
喜んで私の傘を差しだした。
まだ見ぬ誰かのため。
もう少し具体的に言おう。
山手線の優先席付近の手すりに
傘をかけておいた。
きっと誰かが使ってくれるはずだ。
そうでなければ、今もずっと
山手線をぐるぐる回っていることだろう。
私は駅を出る時になってようやく、
喜捨を行ったことに気づいた。
私ぐらい徳がたまると、
無意識の内に喜捨してしまうらしい。
その後、雨に濡れながら家に帰った。
今期二度目の喜捨であった。