今日は目黒駅近くに行った。
目黒はさすが目黒と言うだけあって、
ほとんどの人の目は黒かった。
目黒人を特定するのは容易である。
だが、手を洗った時に鏡を見てみたら、
私の目も黒かった。
「自分ももしかしたら
目黒人の末裔かもしれない」
偶然にも自らのルーツを
探る手がかりが手に入り、
胸が震えた。
ちなみにしばらく山手線で行くと
目白という駅もあるが、
あちらはおすすめしない。
目白はさすが目白と言うだけあって、
住人はみな白目を剥いている。
基本的に死体か、悪魔憑きか、
狂人しかいない。
あの地へ行くなら、熟練の冒険者か、
エクソシスト以外は厳しい。
そうでなければ、間違いなく
目白区住民の仲間入りだろう。