「平凡な日常にスパイスが欲しい」
などとよく言われる。
この意味を深く考えてみよう。
例えば、スパイスといえば、
黒胡椒は代表的なものの1つだ。
我が家ではハンバーグを作る時によく使う。
だが、作っている最中、
誤ってだばぁしてしまう。
普通の15倍ほど入れると、
もう日常には戻れない味になる。
あれはもう二度と食べたくない。
とても非日常的なハンバーグだった。
あと、スパイスと言えば、
なんといってもカレーだ。
今日はスパイスカレーを作った。
隠し味にガラムマサラを少々。
だが、作っている最中、
やはりだばぁしてしまう。
一体通常の何倍の量が入っただろうか。
全てを投げ出したくなったが、
何とか頑張って作りきった。
そして、恐る恐る一口試食。
荒れ狂うスパイス。
エキサイティングな辛さ。
平凡な日常からの脱却。
隠し味と言ったが、
もはや何も隠すことはできない。
ここには紛れもない非日常があった。
平凡な日常が良いな、と思った。