だいたい日刊 覇権村

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鳥貴族に見る貴族政体論

皆さんも鳥貴族の名を一度は

聞いたことがあると思う。

鳥貴族とは、焼き鳥で有名な貴族達のことだ。

今日はそんな鳥貴族達が治める

貴族政国家について考察をしていきたい。

 

さて、鳥貴族達だが、

彼らには貴族にありがちな

傲慢なところがない。

そして私のような卑しい鳥平民にも

優しい領主様だ。

これはなかなか珍しい。

 

また、邸宅もいかにも貴族的な

バロック建築などではなく、

庶民に親しみやすい作りになっている。

国の治安は良いし、食糧も豊富。

誰でも安心して気軽に入国できる良い国だ。

 

ではこの国の政治制度は

一体どうなっているだろうか?

まず、この国はバーガーキング王国のような

王政ではない。

王様はいないし、いたとしても

形ばかりのものに過ぎない。

要するに16世紀のポーランドみたいなものだ。

国の政治はその名の通り、

貴族達によって担われている。

とりわけ一番の有力鳥貴族は、

巧みに鶏肉を串に刺していくことから、

串刺し公ヴラド3世の再来とも呼ばれるほどだ。

そんな貴族達の合議制によって国は動かされ、

日々焼き鳥が生産されている。

 

ところで、古代ギリシャの哲学者アリストテレスによれば、

堕落した貴族政は寡頭政と呼ばれる。

もし仮に鳥貴族が鳥寡頭に堕落してしまったら、

一体どうなるであろうか。

きっと辺りには野盗が満ちあふれ、

鳥農民は飢餓に苦しみ、

プロレタリアートは貧困に喘ぎ、

店内にはスラムが形成されるだろう。

そして出される料理も串だけになるはずだ。

末法の世である。

 

だが、幸い堕落の兆候は見られない。

国は繁栄し、人々の間には笑顔が満ちあふれ、

古代ローマのような平民階級と貴族階級の対立もない。

鳥貴族は理想的な貴族政と言えるだろう。

 

では、国家運営が成功している秘訣とは一体なんであろうか。

それは鳥貴族達の誇り、

いわゆるノブレスオブリージュに起因する。

ノブレスオブリージュ、

それは、焼き鳥を作る者は

焼き鳥を食べる者に対して、

責任を負わなければならないという原則だ。

鳥貴族達はいつだって

誇りを持って焼き鳥を作り、

いざという時には鳥平民達を守ってくれる。

我々が食事中に鳥蛮族に襲撃されたり

しないのは、彼らのおかげなのだ。



これで大まかなところは

わかっていただけたと思う。

焼き鳥を食べる時は

彼らへの感謝を忘れないで欲しい。

そして名誉とそれに伴う責任を

負う覚悟のある者は、

鳥貴族への転身を目指してみるのも

いいかもしれない。

彼らは志と焼き鳥を愛する心を

持つ者を拒まないはずだ。