皆さんはシェイクスピアと聞いてどんなことを思い浮かべますか?
なんだか高尚で、とっつきづらいような気がするかもしれません。
でも、意外に日々の生活の中でも活かせる場面はたくさんあります。
そして、適切なタイミングでシェイクスピアの一節をさらりと引用すれば、
こいつは教養があるなと一目置かれること請け合いです。
それではどんな時に使えるのか一緒に考えていきましょう。
例えば、上司に怒られた時。
きっと皆さんも一度は理不尽なお叱りを受けたことがあるかと思います。
そんな時、こんな言葉を返せば場が和らぐかもしれません。
「思い上がるな、スコットランドの犬が!」
(『ヘンリー四世 第一部』より)
これには上司も「ああ、趣き深い。いとあはれ」などと言って、怒りを収めてくれることでしょう。
続いて、何か失敗して失意のどん底に陥った時。
こんな言葉はいかがでしょうか?
「『今が最悪』などと言っていられる内は、まだまだ本当の最悪ではない」
(『リア王』より)
本当の地獄はこれからだ。
また、友人や恋人と喧嘩をしてしまった時。
そんな時にはこんな言葉が役立つかもしれません。
「この野良犬どもが!
貴様らの息は腐った沼地から立ちのぼる毒気だ!
貴様らの好意は空気を腐らす野ざらしの死体だ!
俺の方から貴様らを追放する!」
(『コリオレイナス』より)
きっと人間関係から自由になれるでしょう。
最後に、我々の困難な人生を前にして、心を奮い立たせる言葉を紹介して終わりにしましょう。
「おしまいだ、おしまいだ!
何もかもおしまいだ!
もう見ちゃいられない!
こんなもの見せられちゃ目がつぶれてしまう!」