今日は大雨だった。
外からは学校帰りの子供たちが、
滅茶苦茶にぬれネズミになり、
キャーキャー騒いでいるのが聞こえた。
それを見た子供嫌いで有名な後輩が、
「あの子たち大丈夫かな・・・」
などと心配しているのを見て、
事の重大さを悟った。
陰陽師が妖怪の心配をするようなものだ。
しかし、それも納得の降水量である。
私も雨の日は心の中のカメハメハ大王が、
「もう、今日休みでよくない?」
と、悪魔のささやきをしてくるのだが、
今日は外を見た瞬間、
心の中のカメハメハ大王が絶命した。
明日は彼が蘇生するぐらいには、
雨足が弱まってほしい。
そうじゃないと明日遠出する
予定がある私も絶命してしまう。