今日は祝日なので、
友人と遊びに行くことにした。
しかし、混んでいる場所は
お互い好きではなかった。
祝日でも空いてそうな場所へ行こう。
そういう方針に定まった。
さて、では一体どういう場所が
空いていそうか?
何の観光名所もない
北関東の一地方都市とか
いいんじゃないだろうか。
そういうわけで北へ進む特急に
適当に飛び乗り、
適当に乗り続け、
適当に名も知れぬ
地方都市の1つに降りた。
駅近辺にはほとんど何もない。
そして歩き続けた先には、
茫漠と広がる虚無の荒野があった。
この風景が延々と続く。
周りに人は誰もいない。
その中をひたすら歩くのだ。
友 「なぁ、祝日になんでこんなことしてんだ・・・?」
私 「さぁ・・・」
数時間に及ぶ行軍。
途中には様々なアトラクションがあった。
打ち捨てられたビニールハウス。
遊具も人もいない虚無の公園。
崩壊した小屋。
このプレシャスな光景が
すべて独り占めであった。
祝日の穴場。
魅惑の北関東。
みんなも是非チャレンジしてみてほしい。