今朝は公園にリスがいた。
こんな都会の中で珍しい。
近寄ってよく見て
みようとしたが、
それを察知したリスは
一目散に逃げて行った。
そして、今日の昼。
みんなでお昼ご飯を食べた。
その中で後輩の1人が、
おやつにナッツを食べていた。
特にクルミが好きらしい。
おいしそうに木の実を
カリカリ食べている様を見て、
私はハッとした。
お前・・・
もしやあの時の・・・?
そう考えると、
全てのことに合点が行った。
初対面の人間にやたら
警戒心が強いのも、
やたらと作業が素早いのも、
全てはリスの所業である。
お昼後も後輩は、
まるで人間であるかのような
フリをし続けていた。
周囲の人もリスであることに
気づいていないようだった。
だが、あれは間違いなくリスだ。
それを間違えてはならない。