今日は用事先で会った人から、
おすすめのラーメン屋を紹介された。
なので、早速お昼に食べに行った。
件のラーメンはこちらである。
見て欲しい、この輝き。
これは間違いなくうまいラーメンだ。
さぁ、いただこうと思ったが、
一つだけ引っかかることがあった。
「この刻印、どこかで・・・?」
古来より焼き印を押されるとは、
奴隷であることを意味する。
それは人間だろうが、
味玉だろうが変わらない。
ということは、この刻印は・・・
「いや、まさかな」
私は不穏な考えを振り払うようにして、
ラーメンを食した。
ラーメンはとても美味であり、
後ろ暗いことは何もないように思えた。
食後、店を出てみると、
裏の方で誰かを叱責する
怒鳴り声が聞こえてきた。
一体何事かと思い、私は裏手に周り、
窓から店内を覗き込んだ。
そこには、ムチ打たれて働かされる
大量の奴隷味玉の姿が・・・
(手記はここで途絶えている。)