私は冬至が好きだ。
1年の中でトップクラスで
好きかもしれない。
夜行性なので闇の中で
蠢く時間が増えて好き、
とかそういう理由ではない。
冬至は様々な言い訳に、
とても便利なのだ。
ただそれだけである。
例えば、今日も途中で集中力が尽きた時、
「太陽だって集中力がこれほど短いのだ。
まして人間にそれほど
集中力があるだろうか?
(いや、ない)」
と、反語表現も駆使しながら、
自らの意見を論理的に主張した。
決まった・・・!
と思った。
しかし、
「お前は太陽ではない」
と完全論破され、
日が落ちるより早く
暗くなったという。