訪れた時のことを書いた。
実はその日はそれ以外にも
いくつか展覧会に行っていた。
すぐ近くの東京都美術館でやっている
「おべんとう展」である。
上野はたくさんの美術館があって
本当に素晴らしいところだ。
おべんとう展には、
沢山のおべんとうが
陳列されていた。
昔のおべんとう箱から、
今風のおべんとうまで、
よりどりみどりだ。
そういえば、おべんとうと言うと、
印象深い記憶がある。
昔、仲の良い同級生が、
いつも誰よりも早く学校に来て、
誰よりも早く弁当を食べていた。
私が登校する頃にはすでに弁当は無く、
昼には飢えた獣のように
腹を空かせていた。
確固たるイズムを感じて、
とても良かった。
さて、おべんとう展だが、
場内には謎のしかけもあった。
行く手を阻む短冊。
どうやらただでは
食べさせてくれないようだ。
ちなみにこの短冊には、
おべんとうに対する思いを
ぶちまけることが許されている。
他にも、友達に弁当を食べられたことが
許せない、などの怨嗟の声もあった。
人によっておべんとうとの
向き合い方は、様々なのだ。
さて、前置きはこれぐらいでいいだろう。
口であれこれ言うよりも、
実際に見てもらうのが一番だ。
色とりどりのおべんとうをご覧あれ。
うさぎさん!
ねずみさん!
ねこさん!
富士山
ライオンさん!
おじさん!
パンダ
ろっ骨さん!
???
称えよ・・・
フラミンゴゥ