侍という言葉を聞くと、何だかとても懐かしい気分になる。
私も昔はよく攘夷運動に加わったものだ・・・
というわけで今日は侍について話そう。
さて、私はこう見えて由緒正しき武士の末裔だ。
そのルーツはあの源氏に遡り、平氏との戦いでは多くの功績を上げたという。
そしてその後の世代も活躍を続け、天皇から宝剣を賜るほどだった。
・・・などということを妄想する農民の末裔だ。
紛れもなく私は農民である。
侍と共通するところなど、せいぜい不平士族のメンタリタティーぐらいだろう。
そんな農民的観点から思うことがある。
それは侍ジャパンについてだ。
あの呼び名には疑問を感じることもある。
当時は侍というのは特権階級であり、全人口のごく一部だったと思う。
侍ジャパンという言葉を聞く度に、私の中の農民は
「あっしら百姓はじゃぱんじゃないんだぎゃあ?」などとうそぶく。
もっとこう、多くの人々を包含するような、そんな呼び方があればいいかもしれない。
というわけで、これからは土一揆ジャパン、打ちこわしジャパンなどと呼称していきたい。
ええじゃないかジャパンでも可。