今日は読んでいた本の中で、
様々な科学技術上の事故が紹介されていた。
その上でそうした事故から
どんな教訓が得られるか?
どうしたら失敗から学べるか?
そんなことが書かれていた。
そしてそれらは実生活においても
十分役に立つ事柄だ。
今日は私が学んだ教訓を
書こうと思う。
今回の事例はコンコルド墜落事故だ。
皆さんはコンコルドという
飛行機をご存知だろうか?
これはフランスとイギリスが
開発した旅客機だ。
この飛行機はすごい。
普通の旅客機の2倍の高度を、
マッハ2(音速の2倍)の速さで飛ぶ。
普通の旅客機では
考えられないほど速い機体だ。
だが、コンコルドは墜落した。
そして廃止された。
今はもう飛んでいない。
事故の経過はこうだ。
まず、他の飛行機から
たった40cm×2.5cmの金属片が
滑走路にはがれ落ちる。
コンコルドが離陸時にそれを踏む。
コンコルドのタイヤがパンクする。
タイヤの断片が機体に当たる。
その衝撃が燃料タンクに伝わる。
燃料タンクから燃料が漏れ出す。
燃料に引火する。
→爆発
恐ろしい事故である。
ほんの些細なことが、
連鎖的に大事故にまで
発展してしまうのだ。
私はここから1つの教訓を導き出した。
「どんな些細なものでも
見逃さないようにしよう」
今日1日それを肝に銘じた。
そしてそれは私の命を救ったのだ。
それは帰り道のことだった。
歩いていると、
道に空き缶が落ちていた。
これは危ない。
普段だったら間違いなく
見逃していただろう。
だが、今日の私は一味違う。
私は慎重にこれをよけた。
もし、空き缶を踏んでいたら
一体どうなっていただろう?
コンコルドの事例を思い出してみる。
空き缶を踏む。
私の靴が千切れ飛ぶ。
靴の破片が胸に当たる。
胸から衝撃が心臓に伝わる。
心臓から血液が漏れ出す。
血液に引火する。
→爆発
・・・危ないところだった。
私はあともう少しで
コンコルドになるところだった。
かろうじて命が助かったのは、
コンコルドのおかげだ。
私は失敗から学ぶ大切さを、
胸に刻んだ。