だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

本屋でなるべくお金を使わない方法

人はなぜ積ん読をしてしまうのだろうか?

積ん読とは、本を買っておきながら、

読まずに積んでいく行為を指す。

人は本屋に入るとついつい

たくさん本を買ってしまいがちだ。

だが、それらを全て読むことはできない。

結果として積ん読本は

どんどん増えていく。

そして積ん読の標高はぐんぐん上がり、

建ててみたはいいがまるで買い手のつかない

タワーマンションのごとく、

不良物件と化してしまう。 

負債額の大小はあるが、

今この記事を読んでいる方も

多くは積ん読をしていると思う。

もちろん私も1人である。

 

人はどうして積ん読をしてしまうのか?

人はどうして自分の限界を超えて

本を買ってしまうのか?

その理由は高度に哲学的な問題なので、

ここではその答えを探さない。

それよりも人は積ん読する生き物

という事実を受け止め、

どうしたら被害額を減らせるのか?

その方法を考えてみよう。

 

まず最初に思いつくものとして、

「鉄の意志で本を買わない」

というのがある。

これは最悪の方法だ。

問題を精神論で解決するのは危険だし、

そもそもそんなメンタルを持っているなら、

積ん読問題は起きていないだろう。

私も以前鉄の意志で本屋に入ったが、

出るときにはなぜか本を持っていた。

鉄って脆いんですよ?

 

次に考えられるのは、

「本屋がないルートで帰ること」だ。

これはさっきより良い手だ。

精神論ではなく、

外的、客観的な行動を

変えようというものだからである。

人間の心はそう簡単には変わらないので、

環境の方を変える。

その方が現実的だと思う。  

だが、ここにも落とし穴はある。

というのも

「この道は強いモンスターが

現れるかもしれない」とか、

「いつもと違う行動を取ると

戦争映画ではよく死ぬ」とか、

「この道にはソウルを感じない」

などといったメガロ妄想に取り憑かれ、

元の本屋ルートに戻ってしまうからだ。

人間の心というのは、

かくも弱きものである。

 

・・・とまぁいろいろと見てきたが、

結局のところ一番簡単で効果的なのは、

「現金を持ち歩かないこと」

である。

考えてみれば当たり前の話だ。

本を買うお金を持っていないなら、

お金を使わないで済む。

そもそも財布にお札を

入れているのがいけない。

福沢先生や野口博士は

なまじ安定感があるので、

「彼らなら何とかしてくれるかもしれない」とか、

「みんなで力を合わせれば何だってできる」

なんていう気分になる。

彼らから離れ、孤独に進めば、

本屋でお金を使うこともないというわけだ。

そういうわけなので、

是非みんなも試してみてほしい。

私はこの方法でクレカを使うようになった。