だいたい日刊 覇権村

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日本はなぜクリスマスを祝うのか?

日本はなぜクリスマスを祝うのか?

これは外国人と接する時に

かなりの割合で上がる話題だ。

日本人はキリスト教徒でもないのに、

クリスマスを祝う。

いや、それだけではない。

まず、初詣は除夜の鐘をついた直後に

神道流に神社へ行き、

なんとなくその足でお寺へ行ったりもする。

そうこうしている間に

バレンタインが到来し、(当然祝う)

その後お盆という仏教の季節がやってくる。

結婚式は仏教、神道

キリスト教スタイルが自由に選択でき、

死んだらなし崩し的に

仏教スタイルの葬式に戻ってくる。


ここらへんまで説明すると、

西洋人は頭を抱えることだろう。

さらに最近ではイースターも祝い始めたし、

日本の伝統ではクリスマスは

ケンタッキーフライドチキン

食べることになっている。(欧米では七面鳥を食べる)

などと言うと、

「理解できない・・・」 

と錯乱状態に陥る。

フシギナニッポンである。


しかしながら、こんな宗教カオス状態も、

ある理論を用いれば

首尾一貫した説明が可能だ。

それが八百万(やおよろず)の神理論である。

日本には古来より

八百万の神という考え方が存在する。

その考えによれば、

森羅万象ありとあらゆるものに

神が宿っていることになる。

台所の神もいれば、

足下に転がっている石ころにも神がいる。

そうかと思えばそこらへんの人が

神になったりするし、

気になるあの子も神かもしれない。

というか大体すべて神だ。

この理論を使えば要するに

エスも、アマテラスも、

カーネルサンダース

八百万の神の1人ということだ。

そう言う説明をしてみよう。

すると外国人も

「そうだったのか!」

と納得してくれるはずだ。

そうなんですか?