その日、ニュースは唐突にもたらされた。
「どうぶつの森、新機能追加!」
それを聞いた私は
この前アンインストールしたばかりの
どうぶつの森を、
すぐさま再インストールした。
私は森に帰ってきたのだ。
さて、気になる新機能とは、
ガーデンシステムである。
キャンプ場に花壇が加えられ、
様々な花を植えられる。
花より団子。
だが、どうぶつよりは花だ。
もっと言うなら、
どうぶつ<<(嘆きの壁)<<ゲジゲジ<粘菌<(ウォールマリア)<ダンゴムシ<ミジンコ<<ウーリーモンキー<<花<団子、といったところか。
私は再び森へ足を踏み入れた。
すると再会を喜ぶどうぶつ達が
話しかけてきた。
もちろんそれらは全て無視し、
花壇へ直行した。
花壇につくと、
ロックンロールフラワーみたいに
くねくねする不審なハニワがいた。
そして彼から種の巻き方や水やり、
花の収穫法を教わった。
だが、驚くべきことに、
ファイアーパックンやデス・カマスを
育てられないと言うのだ。
これで一体どうやって戦えと言うのだろうか。
※ビオランテ・・・ゴジラVSビオランテを参照
ファイアーパックン・・・スーパーマリオブラザーズを参照
そして信じがたいことに
選べるのはチューリップや
パンジーといった雑草だけ。
せめて17世紀の
オランダチューリップバブルの時に
やって欲しかった。
私は失望して花壇に除草剤を撒き、
どうぶつの森を再アンインストールした。
さらば、どうぶつ達!
次会う時は摘む者と摘まれる者だ。