バーガーキング王国をめぐる物語については、こちらを参照してほしい。
前回はあんなことを口走ってしまったが、
私はいまだバーガーキング王国の忠実な臣民だ。
王国に対して変わらぬ忠誠を抱いている。
そして自称バーガーキング王国のエージェントである私は、
モスバーガー大公国への潜入に成功した。
今回はそのレポートだ。
さて、王国の繁栄を願う私は、敵国への偵察を図った。
そして、敵情を王へ報告するためにミッションを開始した。
もっとも、王からそんな命令は出されていないし、
私が勝手にやっているだけなのだが。
まぁ、いつだってスパイは孤独なものだ・・・
そんなモスバーガー大公国だが、入国はすんなりと成功した。
むしろ笑顔で歓待されたほどだ。
国境警備はずさんなものである。
続いて国内の様子だが、あたりは平穏そのものだ。
野党や追い剥ぎはいないし、国民は皆大人しい。
治安は良い。
読書に励む民も多く、識字率は高い。
そしておしゃれな格好の人達も結構いる。
きっとバーガー貴族だろう。
どうやら文化水準も高いようだ。
敵ながらあっぱれである。
今回は敵の精鋭であるレタスによるバーガー包囲部隊には近寄らないようにした。
そして敵の主力であるバーガーを食べることに成功した。
一口食べて私は思った。
「亡命しようかな・・・」
モスバーガー大公国の技術力に私は感服した。
王国への忠誠が揺らぎ始めた瞬間だった。
というわけでこれからは二重スパイとして生きていこうと思う。