だいたい日刊 覇権村

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六本木レポート

今日は所用で六本木に立ち寄る機会があった。

そこで見聞きしたこと、思ったことをありのままに描写していこうと思う。

 

さて、まず六本木について驚いたのは、景観の美しさと治安の良さだ。

これは私が住んでいる場所とは大違いだ。

私が住んでいるスラムでは、道ばたには死体が転がり、銃声は鳴り止むことがない。

突然後ろからクロスボウとかで撃たれたりする心配をしなくてもいいというのは、こんなにも楽なことなのか。

私は生まれて初めて味わう感覚にどぎまぎしながら先へ進んだ。

 

次に私は喫茶店へと入り、紅茶を注文した。

そして出されたものを一口飲んだ瞬間、電撃が走った。

これは・・・オーガニックティーだ。

体を駆け巡る有機栽培感は間違いなくオーガニックのそれである。

だが、そればかりではない。

周りを見渡すと、様々なものがオーガニックであることに気づいた。

今座っている椅子はオーガニックチェアーだし、もちろん地面はオーガニックアスファルトだ。

そして店員は全てオーガニックヒューマンだ。

私は六本木の健康志向に唸った。

さすが六本木だ。



六本木は美術館がたくさんあることでも有名だ。

そして町には芸術があふれていた。

周りを見れば、現代アートのように凡人の理解を超越した格好をした人がたくさんいる。

私は六本木の芸術志向に唸った。

さすが六本木だ。

 

その後しばらくあたりを歩いたが、六本木ヒルズにだけは立ち寄らないようにした。

ヒルズ近辺は危険だ。

あそこはセキュリティーが厳重で、敷地内は殺人ドローンが徘徊している。

不審者は無警告で射殺されることだろう。

今日も血祭りに上げられた浮浪者の遺体が、清掃ドローンに回収されていくのを目にした。

私は六本木の安全志向に唸った。

さすが六本木だ。

 

というわけで、六本木はとてもすごかった。

六本木でこれだけすごいのだから、七本木や八本木はもっとすごいのだろう。

いつかはそちらにも行ってみたいものだ。

そんなことを思いながら私は、地図にすら記されないスラム地区、零本木へとトボトボ帰っていくのであった。